羽生が世界初の4回転ループ成功 出来栄え点も加点、今季首位発進

 フィギュアスケート男子のソチ五輪金メダリスト、羽生結弦(21)=ANA=が9月30日(日本時間10月1日)、今季初の実戦となるオータム・クラシック(カナダ・モントリオール)に出場し、世界初となる4回転ループに成功した。ショートプログラム(SP)は88・30点で、2位に8・78点差をつけての首位発進となった。

 上下白に、黒のマーブル模様のベストをスラッと着こなして登場した羽生は、SP「レッツ・ゴー・クレイジー」を披露。演技冒頭、4回転ループに挑戦すると、美しく着氷した。GOE(技の出来栄え点)も加点がついた。

 9月24日まで行われたジュニアグランプリ(GP)シリーズ第5戦スロベニア大会で米国選手が4回転ループに挑戦。着氷はしたが氷に手をついたため国際スケート連盟(ISU)の広報担当者がこの日までにこれは成功と認めないとしていた。

 その後は連続ジャンプが1回転となった上、転倒。米国のロック歌手プリンスさんのアップテンポな曲調に合わせ、軽快なステップを刻んだが、ミスが響いて得点は伸びなかった。両腕をつき下ろしたフィニッシュポーズの後は、ガックリと肩を落とすと、顔をしかめながら転倒した位置に戻り氷を2度踏んで悔しさをあらわにした。

 1日(同2日)にフリーが行われ、羽生は久石譲さんの楽曲を組み合わせたピアノ曲「ホープ&レガシー」を披露する。

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