全勝優勝の豪栄道「本当に重たい賜杯でした」

初優勝を決め賜杯を手にする豪栄道(中央)と万歳三唱をする関係者(撮影・佐々木彰尚)
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 「大相撲秋場所・千秋楽」(25日、両国国技館)

 14日目に初の優勝を決めていた大関豪栄道が琴奨菊を寄り切りで破り、全勝で優勝に花を添えた。かど番からの全勝優勝は史上初の快挙となった。表彰式では、緊張の面持ちで賜杯を手にした。優勝インタビューでは「優勝したという実感が少しずつわいてきました。本当に重たい賜杯でした」と、喜びをかみ締めた。

 千秋楽は、琴奨菊に押し込まれる場面もあったが、落ち着いた相撲で退けた。「きのう優勝が決まって少し気が緩んだところがあったんですけど、また気を引き締めていい相撲が取れたと思います」と自画自賛した。

 優勝は「10日目過ぎたあたりから、少しずつ意識しました」という。「(優勝争いは)今まで経験したことのないことだったので、気合だけは負けないようにと思ってやりました」と、気持ちで戦い抜いた。優勝を決めた14日目は、朝稽古を取りやめた。「前の日、一睡もできなくて、緊張して…。体調を整えようと思って休ませてもらいました」と振り返った。

 来場所は綱とりに挑む。「正直、今はあんまり考えられないんですけど、来場所に向けて精いっぱい努力していきます」と控えめに語った。

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