37歳安美錦7勝、物言いも軍配通りでホッ 自虐ジョークも

 「大相撲秋場所・14日目」(24日、両国国技館)

 5月場所で左アキレス腱断裂したため先場所を全休し、十両10枚目に転落した安美錦(37)=伊勢ケ浜=が大砂嵐(24)=大嶽=を渡し込みで破り、7勝目を挙げ星を五分に戻した。

 立ち合い、いなして相手を崩すとはず押しで攻め立てた。相手の上手投げに裏返って落ちたが、同時に相手も落ちていた。軍配は安美錦に上がったが、物言い。長い協議の末、軍配通り勝ち名乗りを受けた。

 物言いの瞬間、「えっ」の表情を浮かべた37歳ベテラン業師。故障を抱える足は限界ギリギリの状態なだけに、「もう一番って言われたら、もういいって言おうかと…。もう一番?いけるわけないじゃん」と、支度部屋に戻ると笑わせた。

 千秋楽に勝ち越しをかける。「しっかり相撲を取ること。相撲を取れば相撲になるんだから」と気を引き締めた。

 大砂嵐は6勝7敗1休で負け越しが決まった。

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