ダニエル太郎「懐かしい」大阪で勝利 錦織温存大きな1勝

 「男子テニス国別対抗戦・デ杯ワールドグループ入れ替え戦、日本-ウクライナ」(16日、靱TC)

 シングルス第1試合が行われ、日本は世界ランク88位のダニエル太郎(23)=エイブル=が、同105位のセルジー・スタホフスキーに7-6、7-6、6-1でストレート勝ちし、1勝0敗とした。この日はシングルスをもう1試合を行い、17日はダブルス1試合、最終日の18日はシングルス2試合を行って、先に3勝したチームが来年のWGを戦う。

 “浪速の血”が騒いだ。幼少期に2年ほど大阪府堺市に住んでいたことがあり、「懐かしかった」と奮起したダニエル。「5000人の人が応援してくれたので頑張った」と、平日にもかかわらず満員となったホームのファンの前で凱歌をあげた。

 強烈な日差しが差し込み、30度近くまで気温が上がったコートで、前後左右に打ち分けてくる打球に驚異の粘りで対抗。第1セット、第2セットと連続でタイブレークを制し、相手の心を折った。「連戦の疲れがたまってる中、すごく暑くてキツかった。体全体がつりそうだった」。ハードな戦いを制し、「よくないところもあったけど、勝てて満足してる」と胸を張った。

 エース錦織を温存した日本にとって大きな1勝となった。リオ五輪でも3回戦に進出した気鋭の23歳は「錦織選手がいてもいなくても勝てるチャンスがある」と自信をのぞかせ、「前に比べると責任感も大きくなったけど、コートの中ではワールドグループへの残留とか考えてたら勝てない。気にせずに、いいプレーをしようと楽しみました」と頼もしかった。

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