16歳池江、今季ラストで日本新「東京までこの勢いで」

 「競泳・国民体育大会」(10日、盛岡市立総合プール)

 リオデジャネイロ五輪でも活躍した16歳の池江璃花子(東京・淑徳巣鴨高)が、少年女子50メートル自由形決勝に出場し、自身の持つ日本記録を0秒07更新する24秒67で優勝した。今季最後のレースで同世代の選手を圧倒し、「日本新を出したいと言っていたので、有言実行できてうれしい」と胸を張った。

 昨年10月のW杯を皮切りに、この1年はリレーも含め5種目で計11回の日本新記録を樹立。若きスピードスターは「何回出しても『日本新記録』の言葉がつくだけで気持ちが上がる」と胸を弾ませた。

 日本勢最多の7種目に出場したリオ五輪から帰国後すぐに高校総体、ジュニアオリンピックに参戦。その直後に左の肩甲骨を痛めていたことを明かしたが、怪物ぶりを発揮した。レースを見た萩野公介(東洋大)も「僕ら常人とは違って(疲労は)関係ない」と目を丸くした。

 得意の自由形、バタフライに加え、来季からは可能性を広げるために個人メドレーへの参戦も視野に入れている。4年後の金メダルを目指し、「東京五輪までこの勢いが止まらないようにしたい」とさらなる記録連発を見据えた。

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