ミキハウス 五輪戦士に報奨金3億用意

 ミキハウスの木村皓一社長(中列左から3人目)と競泳の鈴木聡美(同2人目)、小関也朱篤(後列左端)、柔道の山部佳苗(中列右端)
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 競泳のリオデジャネイロ五輪代表に決まった鈴木聡美(25)や小関也朱篤(24)らミキハウス所属の競泳11選手が18日、大阪府八尾市の同社本社を訪れ、社員へ向けて今後の抱負を語った。同社の木村皓一社長(71)は金メダル獲得なら最大5000万円の報奨金を出すことを明言。総額3億円超を用意する大盤振る舞いで、競泳7人を含め、同社に所属する16人の五輪戦士を後押しする。

 本社報告に訪れたリオ五輪戦士を前に木村社長は冗舌になった。「メダルを獲得すれば(五輪後の)報告会は小切手を用意します。ゼロが何個あるのか」。報奨金の大盤振る舞いを約束した。

 18日現在、ミキハウス所属選手は過去最多16人が五輪行きを決めている。「小切手をいっぱい用意せないかん」と同社長はうれしい悲鳴を挙げた。

 個人で金メダルなら何と5000万円、銀で2000万円。リレーや団体競技は減額されるものの、総額で3億円を用意する。「それ以上でも出すよ」と実質は青天井だ。

 2大会連続五輪の鈴木は前回、山梨学院大の学生で出場し、銀1つ、銅2つを獲得。同社長から「聡美ちゃん、今回、メダルなら小切手だよ」と直接、ハッパをかけられた。

 鈴木は苦笑いで「1番の目標は自己ベストの更新」と報奨金に関しては封印。2大会連続メダルへ向け「4年前よりパワー、スキルは上がっている。残りの期間で最後までバテないスタミナを付ける」と意気込んだ。

 一方、小関は「モチベーションになる」と鼻息を荒くした。引退した北島康介氏から新エースを継承。「ずっとメダルを取ってきた種目だし、僕もそこに名前を刻みたい。僕が日本の平泳ぎを引っ張っていけたら」と力強く言い切った。木村社長には「金メダルをかけてあげたい」と恩返しを誓った。

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