柔道連盟“ガラス張り選考”で実績重視

 「柔道・全日本選抜体重別選手権」(3日、福岡国際センター)

 全日本柔道連盟は大会終了後に強化委員会を開き、男女ともに最重量級を除くリオ五輪各6階級の代表を決定した。山下泰裕強化委員長(58)は福岡市内で会見し、「金メダルは最低でも4個。できれば6個取りたい」と目標を設定。ロンドン五輪では金1個を含む7個のメダルを獲得したが、「全階級で金を狙える。できれば14階級でメダルを取りたい」と鼻息を荒くした。

 昨年の世界選手権代表選考に続き、今回も選考の透明化を目指し、強化委員会が報道陣に公開された。山下委員長は「男女ともに、誰が勝つ可能性が高いかデータをかなり準備するようになった」と“ガラス張り”の成果を強調した。

 国際大会の実績を重視し、順当な選考となった。一方で、選ばれた12人のうち今大会を制したのは5人だけだった。山下委員長によると「こんな選手で戦えるのか」という声も一部で出たという。

 男子の井上監督は選考について「これほど苦しい思いは監督になって初めて」と明かし、代表選手には「五輪はもっとプレッシャーがかかる。もっと気を引き締めないと」と、日の丸を背負う心構えを説いた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス