パナ“魔法の左足”で3連覇に王手
「ラグビー・トップリーグ決勝T準決勝、パナソニック42-10神戸製鋼」(16日、秩父宮ラグビー場)
3連覇を狙うパナソニックは、神戸製鋼に42-10で大勝。決勝と3位決定戦は24日に東京・秩父宮ラグビー場で行われる。
パナソニックが誇る飛び道具が、ファイナルへの切符を射貫いた。SOパーカーがPG6、ゴール3、DG1と計10本のキックを完ぺきに成功させ、27得点。決勝トーナメント初戦のキヤノン戦と合わせて20本中20本、成功率100パーセントの“魔法の左足”で、3連覇に王手をかけた。
U-20ニュージーランド代表の経験を持つ25歳。2年連続トップリーグMVPのSOバーンズが負傷離脱の中、先発のチャンスをつかむと、もっとも活躍した選手に与えられるMVPを2戦連続で獲得。「キックで組み立てる自分のスタイルは、トーナメントに合っている。非常に長く練習してきたので、成果が出ているのはすごくうれしい」と、ほおを緩めた。
東芝との決勝へ「リーグでは引き分けている。タフなチームだが、しっかりと勝ちきりたい」と、左足をさすった。
