ラグビーのトップリーグは１３日、東京・秩父宮ラグビー場ラグビー場のパナソニック－サントリーで開幕する。先のワールドカップ（Ｗ杯）イングランド大会で世界最強国の一つ、南アフリカを倒すなど日本代表の活躍でラグビー人気が盛り上がる中での今季スタート。日本代表選手の競演に注目が集まる。

　トップリーグ開幕戦、３連覇を目指すパナソニックではフッカー堀江主将を始め、ＦＷに稲垣、ホラニ兄、ＢＫに田中、山田の５人が、サントリーにも主将のロック真壁をはじめ、ＦＷに畠山、ツイ、ＢＫ小野、松島とこちらも５人のＷ杯組が先発する見込みだ。

　Ｗ杯効果で、開幕戦の秩父宮ラグビー場と、今や日本で最も注目される選手となったＦＢ五郎丸の出場するヤマハ発動機－トヨタ自動車の試合会場・パロマ瑞穂は既に全席完売。トップリーグ１３年目で初の事態となっている。

　「この人気はうれしいけれど、僕らにはこの盛り上がりを継続させていく責任もある。新しいファンにも喜んでもらえるよう、全力でプレーします」とパナソニックの田中。サントリーの畠山も「トップリーグの試合でも、日本代表にふさわしい選手だと思ってもらえるようなプレーをしたい」と国内でも意識を高く持って試合に臨むことを誓った。