日本最年少の藤田 初先発で逆転トライ

 「ラグビーW杯・1次リーグB組、日本28-18米国」(11日、グロスター)

 堂々たるW杯デビューだった。チーム最年少の22歳、WTB藤田慶和(早大)が待ちに待った初先発で値千金の逆転トライを挙げ、大きな足跡を残した。ジョーンズ・ヘッドコーチに「直感」で起用され、それに応える活躍。「緊張せずにいつも通りできた。チームに勢いを与えられた」と顔をほころばせた。

 7-8の前半28分、敵陣深くで「チャンスだと思った」とモールに参加。その勢いでインゴールに飛び込んだ。「たまたま僕がトライしたけど、モールをつくったFWの頑張りこそが全て」と謙虚に喜んだ。

 来年のリオデジャネイロ五輪で採用される7人制でも期待され、4年後のW杯日本大会で主役を担うエース候補だ。「自分の極限に挑戦し、次は日本を引っ張れる選手になって8強、4強を目指したい」と思いをはせた。

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