武井壮も大喜び!十種前半で音部が首位

 「陸上・日本選手権混成競技」(4日、長野市営陸上競技場)

 世界選手権(8月・北京)代表選考会を兼ねた大会は第1日を行い、男子十種競技は同競技の100メートルで10秒53(追い風1・2メートル)の日本最高記録を出した音部拓仁=たくみ(26)=富士通=が前半5種目を終えて4191点でトップに立った。

 昨年まで2年連続日本選手権3位だった“第3の男”音部が、初めて前半で首位に立った。昨年のアジア大会金メダルの右代、先月のアジア選手権優勝の中村(ともにスズキ浜松AC)を相手に堂々たる活躍だ。

 この日最初の種目である100メートルで波に乗った。07年の日本選手権覇者で「百獣の王」を目指す現タレントの武井壮が持つ十種競技の最高記録(10秒54)を100分の1秒更新して首位発進。2種目目の走り幅跳び、4種目目の走り高跳びでも自己記録を更新し、実績のある2人の追随を許さなかった。

 「武井壮さんが持つ100メートルの記録はずっと狙っていたひとつの目標。しっかり更新できて気持ちが乗りました」。その武井壮とは、平成国際大時代に強化練習で一緒にトレーニング。「走りの理論とかをかなり徹底的に教えていただきました」と今でも師匠のように慕う存在だ。

 自身の記録が破られた武井壮もこの日、ツイッターで「教え子の音部拓仁がオレの100mの最高記録を更新しやがった! すげえ! 速すぎ!! この勢いでオレの総合得点(7606点)も抜いて8000点に近付け!! 右代、中村、音部3人で世界選手権行ったら泣けるわ!!」(原文まま)と大喜びしていた。

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