卓球女子の福原愛（２６）＝ＡＮＡ＝が８日、約２年ぶりのワールドツアー優勝を飾ったオーストラリア・オープン（ＯＰ）から成田空港に帰国し、「久々の優勝で自信になった」と振り返った。

　尻上がりに調子を上げた。クロアチアＯＰは２回戦で敗退し「もう帰りたい」とコーチに泣きついたと明かすが、フィリピンＯＰで準優勝、そして優勝で３連戦を締めくくった。「一番疲れている試合で優勝できた」と手応えをつかんだ。

　現在、日本勢２番手の世界ランク８位。ただ、１４歳の伊藤美誠が猛追中で、五輪出場権をめぐり激戦が続く。「気を抜かず突っ走りたい」と第一人者としての意地を見せる。

　「試合勘を取り戻せていいイメージ」と、好調をキープして２４日開幕のジャパンＯＰ（神戸）に臨む。