照、昇進伝達式で注目の口上「考え中」

 日本相撲協会は27日午前に東京・両国国技館で名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、夏場所で初優勝を飾った関脇照ノ富士(23)=モンゴル出身、伊勢ケ浜=の大関昇進を正式に決定する。昇進伝達式で使者を迎える照ノ富士は26日、取材に応じ、注目される口上について「今、考え中です。自分の気持ちを言いたい」と語った。

 報道陣が準備した過去の大関昇進伝達式を収録したDVDを熱心に鑑賞。四字熟語の本も手渡されたが、「四字熟語を入れる?いや、あまりこだわりはないです」とサラリ。過去の先輩大関の文言にとらわれることなく、自分らしさを表現した言葉を盛り込みたい考えだ。

 ややおどけながら「謹んでお受けします」と口ずさむと、「あとは明日言います」と意味ありげな笑顔を見せた。とはいえ、初めて経験する伝達式が刻一刻と近づき、緊張感も増してきている。「(口上を)間違ったらどうしよう。忘れたら恥ずかしいなあ。緊張するね。リラックスしないと」と落ち着かない心境も吐露した。

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