１０年バンクーバー、１４年ソチ両五輪のフィギュアスケート女子代表、浅田真央（２４）＝中京大卒＝が現役続行を視野に本格的な練習を再開したことが１２日、分かった。５月に入り、休養前まで師事した佐藤信夫、久美子両コーチに再び指導を依頼。上旬に長野県野辺山で行われた合宿にも参加した。

　「集大成」と位置づけたソチ五輪で６位入賞。帰国後は進退について「ハーフハーフ（半々）」とし、同３月の世界選手権で日本人最多３度目の優勝を果たした後、１年間の休養を発表した。

　その間に中京大に復学し、今年３月に同大学を卒業した。昨年末のアイスショーに出演した際「スケートとともに成長してきたので、欠かせないものだなという思いがある」としていたが、休養中にあらためてスケートへの思いを実感。復帰意思を固めたようだ。

　１８日に予定されている自身が座長を務めるアイスショー「ＴＨＥ　ＩＣＥ」の発表会見で、進退について発表するものとみられる。国民的ヒロインが銀盤に帰ってくる。