白鵬と一問一答「千秋楽みたいだった」

 「大相撲初場所・13日目」(23日、両国国技館)

 横綱白鵬(29)は大関稀勢の里を取り直しの末に押し倒しで破り、13連勝として、単独史上最多33回目の優勝を決めた。32回で並んでいた大鵬が最後の優勝を果たした1971年初場所から、44年目に歴史的な記録を達成。2敗の横綱日馬富士が横綱鶴竜に下手投げで敗れ、白鵬が勝って、自身2度目の5場所連続優勝が決まった。かど番の大関豪栄道は遠藤を送り出しで破り、7敗で踏みとどまった。以下、白鵬と一問一答。

 -33回目の優勝、おめでとうございます。

 「ありがとうございます。大事な一番でしたから。千秋楽みたいだったね。取り直しがあって簡単ではなかったけど、いい相撲で見応えがあった」

 -最初の一番で物言いがついた。

 「前に攻めていたので、悪くても取り直しだと思っていた。ただ、右太ももを土俵のカドで打ってしまった。でも前に出ていたから、次の一番につながると考えていた」

 -右太ももは打撲のような感じか。

 「そうだね。でも(取り直しの相撲は)最後はこのまま出ようと思った」

 -今場所をここまで振り返ってみて。

 「8日目くらいまでは硬さがあったりしたけど、天皇陛下が見にこられてから良くなった。4年ぶりに来ていただいて感謝しています」

 -大鵬さんに恩返しができたのでは。

 「まだまだ。あと2番ありますから。それについて言うのはここでは控えたい」

 -ここまできたら全勝優勝で飾りたい。

 「きょうみたいに精一杯やりたいね。まだ終わってないので引き締めていきたい」

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