立命大が完封発進 大貫副将が救った

 「関西学生アメフット、立命大34-0神戸大」(30日、万博フィールド)

 4年ぶりV奪回を狙う立命大が34‐0で神戸大を退け、2年連続で初戦に完封勝ちした。下級生が多く攻守に安定感を欠く展開だったが、第3Qで守備の要・DB大貫曜(4年・横須賀学院)がインターセプトし流れを引き寄せた。昨季3位の関大は近大に快勝した。

 浮足立つチームを救ったのは、守備の絶対エース・大貫副将だった。12‐0で迎えた第3Q、神戸大にゴールライン前に迫られて2度の反則も重なる大ピンチ。「狙っていた」とゴール下へのパスに飛び出すインターセプトで失点を防いだ。

 「大貫が踏ん張り切れないと、まずいことになっていた」と米倉輝監督が褒めるビッグプレー。流れを引き寄せると、第4QではWR猪熊星也(2年・駒場学園)がリターンTDを決めるなど22点を奪って圧倒した。

 先発した4年生はわずか5人。昨季、鉄壁を誇った守備陣は総入れ替えされた。経験の少ない下級生に大貫は「落ち着け!」とカツを入れ続けた。「まだ強い立命から抜け切れていない」と監督がいう発展途上のチーム。打倒・関学大&V奪回へ苦戦を教訓とする。

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