萩野、フェルプス抑えV 2冠に及第点

 「水泳・パンパシフィック選手権」(24日、ゴールドコースト)

 競泳男子200メートル個人メドレーは萩野公介(20)=東洋大=がロンドン五輪王者のマイケル・フェルプス(米国)を0秒02差で抑え、1分56秒02で優勝した。瀬戸大也(JSS毛呂山)は3位。

 200メートル平泳ぎの女子は渡部香生子(JSS立石)が2分21秒41で制し、金藤理絵(Jaked)が0秒49差の2位。男子は小関也朱篤(ミキハウス)が2分8秒57で勝ち、小日向一輝(セントラルスポーツ)は3位だった。400メートルメドレーリレーの日本は男子(入江、小関、池端、中村)が2位、女子(赤瀬、渡部、星、内田)は4位だった。

 25日のオープンウオーターは水質などの理由で中止となり、日本は過去最多七つの金メダルを含む19個のメダルを獲得して大会を終えた。

 五輪3連覇中のフェルプスの猛追を、わずか0秒02差でかわした。400メートルに続いて200メートルも制し、男子個人メドレーで2冠に輝いた萩野は「勝負に勝ったことは素直にうれしい」と充実感に浸った。

 個人5種目、リレーを入れると6種目を泳いだ大会の最後のレース。最初のバタフライでトップに立った。背泳ぎでリードを譲ったが、最後の自由形で再び先頭に。タッチ勝負となったラストも「じっくり(水を)かくことを意識した」と落ち着いていた。

 個人種目で四つのメダルに輝くなどあらためて世界に強烈なインパクトを与えた。「やれることはやった。自分なりに調整を工夫したりして乗り越えられた」と自身に及第点をつけた。

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