大体大2年連続7度目V 全員で頂点
「デイリー主催・西日本学生バスケット・女子決勝、大体大58-51大阪人科大」(1日、なみはやドーム)
みんなで勝ち取った頂点だ。関西選手権で敗れた大阪人科大を倒し、2年連続7度目の優勝を果たした。
主力のけがもあり、スターターに1年生が4人名を連ねた。落合千里(4年)は先発で唯一の4年生だ。「気持ちが強い子なので、全部自分でやらなきゃと思ってしまう」と中大路監督。新チーム発足後は、自分がやらなければと気負い過ぎ、空回りしていた。
関西選手権で敗れてから落合は、普段はあまり見ない試合のビデオを見返した。懸命にプレーするルーキーたちの姿に安心感を覚えた。「去年のままでは勝てない。自分が相手を引き寄せて、アシストをしよう」。周りの選手を生かす新たなスタイルを見いだした。
「自分がやったっていうより、よくやってくれたなって。お母さんみたいな気持ち」と落合。今大会のアシスト王を獲得し、最優秀選手にも選ばれた。中大路監督も「徐々に整理がついてきたのかな」と、エースの変化を感じている。
「鍛え直してきます」と落合。目標の日本一へ、フレッシュなチームの成長幅は未知数だ。
