桐生、10秒10マークも決勝棄権

 「織田記念陸上」(29日、Eスタ)

 男子100メートルで、昨年日本歴代2位の10秒01をマークした桐生祥秀(18)=東洋大=は、予選で自身2番目の10秒10を出したものの、決勝は右太もも裏の違和感のため棄権した。高瀬慧(25)=富士通=が10秒13で初優勝。男子やり投げは新井涼平(22)=スズキ浜松AC=が日本歴代3位の85メートル48で制した。

 欠場のアナウンスが流れると、歴史的瞬間を待ち望んでいた1万5000人の観客からため息が漏れた。昨年、10秒01をマークした大会。桐生は予選でラストをやや流して、自身2番目の10秒10をマーク。決勝では日本人初の9秒台突入へ期待は高まる一方だったが、右太もも裏に張りが出たため、無念の棄権となった。

 「タイムを期待してもらったけど、無理して、シーズンを棒に振るのが怖かった」

 予選ではスタートでやや出遅れたものの、中盤から一気に加速。追い風2・0メートルという絶好の条件の下、ほかの選手を置き去りにする圧倒的なスピードを見せた。

 足の張りはレース中に感じたという。「スピードが一段階上がったので、体がついてこなかったのかもしれない。(決勝で)トップスピードになった時に危ないなと思った」。10秒01をたたき出した昨年にはなかった感覚だった。

 幸い症状は軽く、5月のゴールデングランプリ東京(11日・国立)、関東インカレ(16、17日・熊谷)は予定通り出場する。「セカンドベストが出たことをプラスに考えたい。体が良くなれば、いけると思う」。夢をかなえるチャンスは、いくらでもある。

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