テニスの男子国別対抗戦、デ杯ワールドグループ（ＷＧ）１回戦の日本‐カナダは３１日、東京・有明コロシアムで開幕する。３０日に組み合わせ抽選が行われた。

　初日のシングルス第１試合で世界ランキング１３５位のピーター・ポランスキーとの対戦が決まった世界１８位の錦織圭（２４）＝日清食品＝は「誰が出てきたとしてもシングルスで勝つことが自分の使命」と初のＷＧ初戦突破を誓った。

　カナダは世界ランク１１位でエースのミロシュ・ラオニッチが足のけがで外れた。シングルスに世界ランク１００位台の２人がエントリー。日本の初戦突破に追い風の対戦となったが、植田監督は「予想とは違ったけど、いつも通り挑戦の気持ちを持ってやるだけ」と表情を引き締めた。

　ダブルスのスペシャリストが不在の日本はシングルスで３勝を目指す。第一人者の錦織と共に、２番手の添田の働きが重要となる。昨年９月のコロンビアとのＷＧ入れ替え戦で２勝２敗からの最終試合を勝ち、ＷＧ復帰を決めた添田は「多少の驚きはあるが、やるべきことをぶれずにやりたい」と力を込めた。