愛子W杯初戦3位「自信になる」
「フリースタイルスキーW杯・女子モーグル」(14日、ルカ)
モーグル第1戦が行われ、女子は5大会連続の冬季五輪となるソチを目指す上村愛子(34)=北野建設=が3位に入った。男子で昨季のW杯種目別6位の遠藤尚(23)=忍建設=も3位となった。西伸幸(白馬ク)は決勝の1回目で7位にとどまり、6人で最終順位を争う2回目に進めなかった。女子はハナ・カーニー(米国)、男子はミカエル・キングズベリー(カナダ)が制した。
今季W杯初戦で上村が3位と好スタートを切った。「きょうはプラスに考えられることが多い。自信になる」と喜んだ。予選を5位で通過。6人で最終順位を争う決勝の2回目はターンでわずかに乱れたがスピードのある滑りで乗り切った。
予選の第1エアのヘリコプターで軸が斜めになり、着地で足が少し開くミスはあったが、得意のターンは安定していた。第2エアまでの間にぐんぐん加速し「スピードはそこそこ速かった。(第2エアの)バックフリップも良かった」と笑顔。決勝ではエアも修正し、表彰台につなげた。
まだ果たせていない五輪の表彰台への挑戦。「五輪に向けての第一歩。今できる一番いい滑りができたら」と、笑みの中に勝負師の顔をのぞかせた。





