モーグル・伊藤みきメダル第1号宣言

 ソチ冬季五輪開幕まで30日で100日となった。全日本スキー連盟は同日、新シーズンを前にした「テークオフ会見」を都内のホテルで開催。昨季の世界選手権で2つの銀メダルを獲得したフリースタイルスキー・モーグルの伊藤みき(26)=北野建設=は、モーグル界の新エースという自覚も胸に、ソチでの日本人メダル第1号を目指すことを誓った。

 メダルラッシュの呼び水となる。開会式翌日の大会第2日に決勝を迎える女子モーグル。メダル第1号の期待も背負い「チームジャパンが飛躍するため、ここからメダルラッシュが始まるように、第1号になりたい気持ちは強いですね」と力強く話した。

 ソチが3大会目の五輪となる伊藤は「バンクーバー大会は、世界大会の優勝も経験していなかったが、今回はW杯でも優勝した時の景色を見ている。メダルをつかみにいく大会というつもりですね」と闘志を燃やした。

 昨季は、ワールドカップ(W杯)福島・猪苗代大会のデュアルモーグルで国際大会の自身初優勝。「その日、一日が自分の日になる感覚だった」。デュアルは五輪正式種目ではないが、勝利の経験は伊藤を大きく成長させたという。

 スキー競技では、モーグルの里谷多英がソルトレーク五輪で獲得した銅メダル以来、メダルはなし。モーグル界の新エースとしての自覚も強く「多英さんの次は私、という気持ちもあります」。12月13日のW杯(フィンランド)から始まる勝負のシーズン。思いを胸に、ソチ五輪へ挑む。

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