氷見は応援団が大声援 選手が響かせたのは「ヒミー」の声 かみじょうたけしが見た甲子園

 1回、大沢祥吾の右前安打に盛り上がる氷見ナイン(撮影・伊藤笙子)
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 「選抜高校野球・2回戦、山梨学院4-1氷見」(24日、甲子園球場)

 21世紀枠の氷見、惜しかったですね。関東王者の山梨学院を相手にいい戦いでした。

 チームはもちろん、応援団のまとまりも見事でした。僕は一塁の内野席で見ていましたが、その横からの、アルプスからの声援がすごかったですね。今年のここまでのセンバツで一番じゃないかなというぐらいの盛り上がりで、迫力がすごくて。特にチャンステーマの「GO GO氷見」が、すごく雰囲気もあって、振り付けもあったんですよね。途中からは近くにいた子どもたちも自然とマネをしていたぐらい、ノリも良かったんですよ。

 氷見の試合を見る上で、楽しみが一つあったんです。少し前のことですが、同じ高校野球芸人のいけだてつや君が、氷見の細川部長と知り合いということもあり、誘ってもらって部員さんたちと交流させてもらったことがあったんですよ。

 ちょうど、チームに少し元気がない時期だったみたいで。「選手を元気づけてください」ということから訪問させてもらいましたが、その時に「円陣を組んだ時にかけ声ないですか?」と聞かれまして。いざ、そうやって言われるとなかなか難しいもので。何かあるかなと思い「まあ全然やらなくてもええけども」と前置きして紹介したのは、僕の後輩のネタのことです。

 「オジンオズボーン」の篠宮君という芸人なんですが、彼には、書くのが難しい漢字を分かりやすく叫んで覚えるというネタがあるんです。その中で鬱(うつ)という漢字の書き方の中で、最後に「きょう(凶) わちょわちょわちょわちょ(4つの点のこと) ヒミー(漢字の下の部分がカタカナのヒとミに見える部分)」と叫ぶんですよ。

 学校が氷見なので、その「わちょわちょわちょわちょのところを、打つ打つ打つ打つ ヒミー」に変えたらどう?って話をしてたんです。それで、迎えたこの日です。五回の円陣の時、ベンチ前で最後に「ヒミー」をやってくれてました。かわいかったし、うれしかったですね。

 好投した青野投手は、投球だけでなく見事なフィールディングもありましたね。昨年までは上級生がいた中で、すこし弱気なところもあったみたいですが、自分たちの代になって、自分にかかっているというところから自覚も芽生えたみたいで。チーム全体としても、夏に向けての成長が楽しみなチームです。

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