世界一の上原、引退の松井氏と会食「久しぶりに会うから、最初は緊張した」

 【2013年9月10日付デイリースポーツ紙面より】

 大リーグ、ボストン・レッドソックスの上原浩治投手がヤンキース戦でニューヨークを訪れたのを機に、ヤ軍を引退してニューヨークに在住する元巨人の同僚、松井秀喜さんとの会食を楽しんだ。

 「めちゃいい時間を過ごした」と、ツーショット写真とともに10日のブログで伝えている。

 試合がなかった9日、「久しぶりに会うから、最初は緊張したなぁ」と顔を合わせたところ、まず「もう引退したんだよなぁ…。何か今でも信じられないや」という思いがこみ上げてきた。

 松井氏の変化も感じ取った。「現役時代にあった責任感みたいなオーラが無かったような気がする。スッキリしたんだな、って自分なりに感じたよ」。それだけ現役時代の松井氏がチームや上原にとって大きい存在だったのかもしれない。

 「家族の話や、現在の話。いっぱい話したけど足りない。またニューヨークに行ったときに、一緒に食事してください」と名残を惜しんだ。

 上原は目下、絶好調。8月17日のヤンキース戦で二塁打されて以来、延べ27人の打者を「完全」に抑え、この間に防御率も1・32から1・12へと低下、0台に近づきつつある。チームのホームページでもこの「偉業」がニュースとして採り上げられている。

 次に会う時までこの記録が塗り替え続けられるなら、そのとき上原は全米の話題を集めているかもしれない。

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