屈辱の広島 8・6「特別な試合」に逆転負け最下位転落 今季5度目2桁失点に新井監督「失点の仕方がある」

 「広島7-11巨人」(6日、マツダスタジアム)

 試合終了を待たずに多くの鯉党が席を離れていく。広島にとって大切な「8・6」に厳しい現実を突きつけられた。終わってみれば今季5度目の2桁失点。痛恨の逆転負けを喫し、5月9日以来の最下位に転落した。新井貴浩監督は、「特別な試合だったので負けて悔しいです」と言葉を絞り出した。

 2点リードで迎えた七回に落とし穴が待っていた。4番手・辻が2死満塁から佐々木に、この回三つ目の四死球となる押し出し四球を与えると、指揮官は益田へのスイッチを決断。しかし、流れを止められず代打・ダルベックに決勝の2点左前適時打を浴び、逆転を許した。続く知念にも右中間への適時二塁打を浴び、この回一挙4失点を喫した。

 ハーン、中崎らが離脱し、若手が多く起用されている現在の救援陣。新井監督は「同じ失点をするにしても、失点の仕方がある」と指摘した上で、「次につなげてもらいたい」と悔しさを糧にし、成長につなげていくことに期待を寄せた。

 打線は4番で起用した秋山を中心に14安打7得点と意地を示し、「最後まで諦めずにやってくれた」と前を向いた指揮官。世界の平和を祈る「ピースナイター」で痛すぎる1敗を喫するも、下を向いている暇はない。かつて広島の街が力強く復興したように、カープもここから上位進出を目指し、一戦必勝で立ち向かっていくしかない。

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