【安仁屋宗八氏の眼】村松に被弾して目が覚めた床田 広島にとって大きかった「ベテランの活躍」
「中日1-5広島」(12日、バンテリンドーム)
逆転勝利で連敗を3で止めた広島。先発・床田寛樹投手が6回2安打1失点で4勝目をあげた。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は、中6日登板を好投の要因に挙げ、投手陣の中心としての自覚を促した。
◇ ◇
床田は初回、村松に一発を浴びて目が覚めたのだろう。二回、三回と三者凡退に抑えてリズムに乗っていった。ストライク先行で、常に有利なカウントで勝負できていたし、ランナーを出しても慌てることなく落ち着いて投げていた。
直近の2登板は、雨で試合中止が続き、登板間隔が空いてスライド登板を余儀なくされた。調整も難しく、マウンドに上がっても、なかなか自分のストライクゾーンをつかめなかったと思う。1カ月以上勝ち星から見放されていたが、この日は予定通り、きっちり中6日で登板できたことも好投につながった。
森下が2軍で調整することになり、これからは床田が中心となって投手陣を引っ張っていかないといけない。そういう自覚をより強く持ち、次の登板に臨んでほしい。
打線ではファビアンの3ランはもちろん素晴らしかったが、その直前の菊池のつなぎのヒットが大きかった。右方向へ技ありの一打だった。九回には代打・秋山が変化球をうまく拾ってダメ押し点をもたらした。ベテランの活躍は、若手の刺激になるし、チームの雰囲気も盛り上がる。火曜からは広島に戻って試合が続くので、この勝利をきっかけに勢いに乗っていってほしい。
