広島・床田 中8日の調整「めっちゃ追い込んだ」 連敗止め“5度目の正直”へ9連戦先陣
広島の床田寛樹投手(31)が27日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加し、先発する28日・巨人戦(東京ド)に向けて最終調整した。チームは引き分けを挟んで3連敗中で借金7を抱える厳しい状況。今年初となる9連戦の頭を担う左腕は「先制点をなんとか(与えずに)って感じで」と意気込み、今季初勝利への気合をのぞかせた。
気負いはない。役割を全うした先に味方からの援護があり、勝利が待っていると信じている。12球団の開幕投手の中で唯一の未勝利となっている床田はチーム状況を俯瞰(ふかん)した上で「僕も勝っていないので。まずは一つなんとか勝てれば」と素直な思いを吐き出した。待望の今季初勝利へ、自らの投球に集中する。
勝負の鍵を握っているのが先制点の行方だ。今年は4登板中3登板で先制点を与えているだけに「先制点を与えたらなかなか難しいとは思うので。先制点をなんとかって感じですかね。ほぼ全部(の登板で)先制点を与えてるので」と意識を向けた。
加えて現状のチーム打率は・202で、総得点数50とともに12球団ワースト。8試合連続2得点以下で、大量援護が望みにくい状況も先制点の重みに拍車をかける。
失点を防ぐために細心の注意を払うのが「先頭打者をしっかり取ることと四球」。前回登板も先頭打者の出塁が失点に直結した。失点パターンは明確となっているだけに「難しいですけど、それがクリアできれば試合はしっかりつくれるんじゃないかなと思う」と希望を抱いた。
東京ドームでは昨年9月9日・巨人戦で初回にリチャードに満塁弾を浴びるなど7回6失点で黒星。「ボコボコにいかれているので。ランナーをためてドカン(と一発を食らう形)だった」と苦い記憶は鮮明だ。一方で、その試合では右翼席へプロ1号本塁打もかっ飛ばした。今季もここまで打率は・333で、味方打線の貧打が極まる今、床田自身の打棒が勝利への突破口を開く可能性さえ秘めている。
今年初の9連戦。28日からの巨人3連戦は床田、森下、ファームから合流してきた玉村の順で先発していく見通しとなった。通常よりもゆとりのある中8日でマウンドに立つ床田は調整期間中に「めっちゃ追い込んだ」と充実の表情。ウエートトレーニングの強度を上げて、己と向き合ってきた。
8戦連続2得点以下の裏で6戦連続2失点以下であることは忘れてはならない。奮闘する投手陣の流れに床田自身も乗っていき、鯉の上にかかる暗雲を取っ払う。
