広島・中村奨 今季初安打で大型連勝導く!ここまで11の0 「とにかく打てるように」昨季打率・348得意のツバメ撃ちだ
さあ本領発揮じゃ!広島・中村奨成外野手(26)が30日、復調への意欲を示した。中日との開幕3連戦は計11打数無安打。チームが好スタートを切る中、悔しい結果に終わった。31日から神宮で対戦するヤクルトには昨季、セ・リーグのチーム別で最高の打率・348をマーク。“お得意さま”から今季初安打を放ち、チームをさらなる大型連勝へと導いていく。
4年ぶりの開幕3連勝と最高のスタートを切った新井カープ。快進撃に沸くチームの輪の中で、背番号96だけが“開幕”できていない。中村奨はヤクルト戦に向け、「とにかく打てるようにします。はい。もう、それだけです」と静かに闘志を燃やした。
オープン戦は打率・319、出塁率・414の好成績をマーク。1番から並ぶドラ1カルテットのつなぎ役として、「2番・右翼」で自身初の開幕スタメンをつかみ取り、開幕カードは3試合連続スタメン起用されるも、計11打数無安打。「見ての通りです」と、思うような結果を残せていないのが現状だ。
数字が出ない中でも、チームへの貢献は忘れていない。ここまでの13打席でファーストストライクをスイングしたのは3打席のみ。犠打を二つ決めるなど、「打ててないんで、最低限かなと思います」と2番としての役割を全うしようと全力を尽くしている。2戦目の試合後には打撃練習を行い、修正を図る姿もあった。2番が機能すれば、赤ヘル打線の勢いがさらに加速することは間違いない。
31日からは今季初のビジターとなるヤクルト戦が始まる。昨季、同戦はセ・リーグの球団別で最高の打率・348をマークし、神宮球場でも打率・292と相性は悪くない。敵地で待ち受ける燕軍団も開幕3連勝と勢いに乗るチーム同士の対戦。「去年までのことはあまり気にしていないです。なんとか1本出せるように頑張ります」と、目の前の1打席に全力を注ぐ構えだ。
前評判の高かった中日に対し、全て1点差の僅差を制して3連勝。何より最優先されるのはチームの勝利だ。中村奨は「チームが勝っているんで、僕が打つか打たないかはどうでもいい」ときっぱり。新井監督も「まだ3試合しか終わっていない。また気を引き締めていきたい」と、神宮での戦いを見据えかぶとの緒を締めている。
開幕4連勝となれば、球団記録となる怒濤(どとう)の6連勝発進を飾った1993、2022年以来のロケットスタートとなる。「(初安打が)早いに越したことはない。とにかく1本出るように頑張ります」と中村奨。新生カープのカギを握る男が、鋭い一振りで沈黙を破る。
