広島・高 堂々7回0封 プロ2勝目スルリも圧巻竜斬り! 新井監督「良いものを見せてくれた」
「中日2-3広島」(8日、バンテリンドーム)
見事な投球で敵地の竜党を黙らせた。つかみかけていたプロ2勝目は目の前でスルリと逃げたが、広島・高太一投手が7回3安打無失点の快投。「良い打者がそろっているので、間違いがないようにだけ、低めを意識して投げました。チームが勝つのが一番」と延長戦を制した一戦を笑顔で振り返った。
自身2度目の先発は、文句のつけようがない内容だった。初回を含め計3度、得点圏に走者を背負うも要所を締める投球でホームを踏ませない。「ちょっと荒れ気味だったんですけど、初回をゼロで抑えられたのが、二回以降落ち着いて投げられたことにつながったのかなと思います」。七回にも148キロを計測するなど、最後まで球威は衰えなかった。
プロ初先発だった1日・同戦(マツダ)は、6回1失点で初勝利をマーク。2週連続で対峙(たいじ)した中日打線を手玉に取った。「前回は変化球が浮き気味だった。そこは修正できたのかな」。対策を講じてきたであろう相手の想像を上回る内容で、先発の役割を全うしてみせた。
初先発から2試合連続でのアピールに成功。新井監督は「7回を投げられたのは自信になると思う。良いものを見せてくれた」と高評価を与えた。「次もチャンスがあれば、もう一回勝てるような投球がしたいです」と次戦を見据えた高。ローテ事情が苦しい中で、2年目左腕の存在感が高まっている。





