広島・大瀬良 粘りの投球で史上185人目1500投球回達成 打線が奪ったリード気迫の死守

 
 
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 「広島4-3DeNA」(16日、マツダスタジアム)

 記念ボードを掲げると、本拠地からは温かい拍手が送られた。鯉のエースとして堂々と節目の記録に到達。広島・大瀬良大地投手が史上185人目の1500投球回を達成し、6回2/3を6安打3失点(自責2)で4勝目をマーク。「いろんな人に支えられて今の僕はある。そういう人たちがこういう節目があることで『支えてよかった』と思ってもらえたら」と感謝の言葉を並べ口元を緩めた。

 チームが7連敗で巡ってきたマウンド。初回に先制点を献上するも、直後に味方が追いついた。「すぐ返してくれたのでなんとか粘り強く投げよう」と切り替えた二回を三者凡退で終えると、記録達成が場内に伝えられ、笑顔で歓声に応えた。

 2点リードの四回には1点差に迫られるも、「連敗中は簡単に勝たせてくれるとは思っていない。泥くさく粘り強く」と同点は許さない。2点リードの七回1死二、三塁から宮崎の遊ゴロ間に1点を失ったところで降板。あとを受けた中崎が好リリーフでリードを守ると、ベンチを飛び出して好投をたたえた。

 前回9日の阪神戦でも七回途中に降板し、中崎にバトンを渡していた。ベンチでは「2週連続でお世話になったので、お中元を贈るねって言っときました」とベテランリリーバーの働きに感謝した。「ここからリリーバーの負担を減らしてあげられるような投球をして、恩返ししたい」と大瀬良。エースがもたらした1勝から快進撃が始まる。

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