【解説】井川慶氏が感じた広島打線の変化「広島には伝統的なものがありますから」
「練習試合、阪神0-11広島」(16日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)
開幕戦でぶつかり合うチーム同士の対戦は、広島の大勝となった。その結果だけでなく、元阪神エースでデイリースポーツ評論家の井川慶氏が感じた広島の変化は、真っすぐに対する強さの部分だった。
「昨年がダメだったということではないですが、この試合を見ると、全体的に真っすぐに振り負けてなかったですよね。少々ボール球であっても、しっかり振るというところで、チームの意図も見えましたし。やはり、広島には伝統的なものがありますからね」
新井監督は昨秋から練習量を増やし、今キャンプでも振る力を付けることを一つのテーマとしていた。その成果がこの試合でも見て取れる結果となったが、井川氏が感じたのは、これが「広島の伝統」ということだ。
「昔から、広島の打者には強さがありましたし、真っすぐをしっかりと狙っていましたよね。その上で振り負けないというのが伝統ですよね。新井監督もそこで鍛えられてきた方ですから」
この日は、高卒3年目の内田が、4安打5打点の大暴れを見せた。「内田選手に関しては、この1試合だけしか見ていないのですが、すごく期待できますよね。真っすぐへの強さも見えましたし、チャンスはあると思うので楽しみなバッターです」と今後のさらなる成長を楽しみにしていた。





