広島・アドゥワ先発6枠目争い残った!悪条件の中で粘りの5回1失点 19日先発玉村の結果次第で決定

 3回、梶原の二ゴロにマウンドを駆け降りるアドゥワ(撮影・市尻達拡)
 先発し力投するアドゥワ(撮影・市尻達拡)
 4回、石上の打球にグラブを出すアドゥワ(撮影・市尻達拡)
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 「オープン戦、広島2(降雨コールド)2DeNA」(17日、マツダスタジアム)

 崩れそうで崩れない。雨でぬかるむマウンドで広島の先発・アドゥワ誠投手が踏ん張った。5安打を浴びたものの、5回1失点にまとめる投球を披露。玉村、黒原と開幕ローテの6枠目を争う男は「内容は良いとは言えないが、粘り強くはできた」と自らを納得させた。

 修正力を発揮した。初回は先頭・度会の右前打などで、いきなり1死満塁のピンチを招くも、石上を空振り三振、蝦名を力ない三飛に仕留めて無失点で切り抜けた。「(コースを)狙いすぎて制球を乱した。最後もスライダーの逆球がたまたまサードフライになっただけ」と右腕。思うような立ち上がりではなかったことをにじませた。

 二回以降は「感触が悪かった」というスライダーを逆に多投。「最後まであまり良い球はなかったけど、初回よりはマシになったかな」。五回には1点を失ったものの、悪天候&本調子ではなかった中で結果を残した点が頼もしく映る。

 新井監督は開幕ローテの6枠目について、「もう少し考えたい。なるべく早めに決めてあげたい」と言及した。19日の西武とのオープン戦(ベルーナ)に玉村が先発予定。その結果を踏まえて、“6人目の男”が決まることになる見込みだ。

 「最低限の結果は残せたのかなと思う」とアドゥワ。やれることはやった。あとは吉報を待つのみだ。

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