広島・新井監督 代打逆転3ランの末包に「本当に素晴らしい末包さんのホームランでした」
「読売ジャイアンツ4-5広島東洋カープ」(29日、京セラドーム大阪)
広島が2点を追う八回に代打・末包の6号3ランで逆転。島内、矢崎のリレーで逃げ切った。引き分けを挟んで3連勝。貯金を最多タイの14とし、首位の阪神が敗れたため、自力優勝の可能性が復活した。
新井貴浩監督は「末包さんは素晴らしいホームランだったね。スライダーで見送ったらインサイドのいいところ。切れずにあそこがホームランになるのは彼の技術的にも成長してきている。本当に素晴らしい末包さんのホームランでしたね」と最大級の賛辞を贈った。
その前、高梨に対して坂倉にも代打・堂林を送った。攻めの采配がめだった。
「高梨くんは左打者は難しい。数字として極端に出てた。15の1と出てた。相手が嫌なのはって考えた」
昇格したばかりの矢崎がセーブを挙げた。
「栗林はアクシデントじゃなくて、きょうはリカバリーに充てたかった。矢崎も久しぶりの登板で、リフレッシュで抹消して、実戦で投げずに来て、一発目がこういう展開。九回で1点差。彼のタフな面が出た。よく抑えてくれた」
今後、抑えは栗林と矢崎のどちらになるのか。
「基本的には栗林を九回という形。連投が重なると矢崎にも九回を行ってもらうことはある。彼にも伝えている。経験者なので、登板数とか、球数とかいろんなものをその日その日のベストを探していきたい」
この試合も総力戦で勝った。
「全員で戦って、全員で勝ちをもぎ取るのがカープの野球、戦い方だからね」
阪神が敗れて自力優勝の可能性が復活した。
「消えたり、ついたりするもの。自分たちでコントロールできない。自分たちができるのは一戦一戦戦って、勝ちをもぎ取ることだけ」
当初、最短での1軍復帰が見込まれていた上本について。
「万全にして戻ってきてほしいから。彼のスタイル的に全力でやりたがるし、ポジションも。中途半端で帰ってきてけがして離脱は一番嫌。万全にして戦える状況で戻ってきてと伝えている」
30日は大瀬良が先発する。





