カープ打線 深刻過ぎる“大竹アレルギー” 3度目も打てず新井監督「試合を見直して、次の対戦に」

 8回、秋山の一直で上本は帰塁できず併殺。左は一塁手・大山(撮影・山口登)
 6回、遊ゴロに倒れるマクブルーム(中央左)=撮影・立川洋一郎
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 「阪神1-0広島」(20日、甲子園球場)

 三度目の正直を実現できないまま、イニングだけが進んだ。払拭(ふっしょく)できなかった、相手左腕への苦手意識。赤ヘル打線が大竹の前に沈み、今季5度目の完封負け。広島・新井貴浩監督(46)は「制球良く、うまく四隅にボールを散らされたかな」とサバサバした表情で振り返った。

 初回、先頭の菊池が12球粘って四球。続く上本の4球目でエンドランを仕かけたものの、結果は“三振ゲッツー”で好機の芽がしぼんだ。今季過去5度の登板で1度しか盗塁を許していない大竹に、足も封じられた。二回以降も毎回走者を出したが、連打は一度もなし。6安打を放つも三塁を踏めなかった。

 これで大竹登板日には今季3戦3敗。計20回2/3でわずか1得点と、“大竹アレルギー”は深刻さを増す。さらに相手先発が左腕の試合は2勝12敗。右腕の場合は18勝7敗の一方、左腕に手を焼く傾向が顕著となっている。

 大竹について朝山打撃コーチは「完全に抑え込まれた感じもしないけど、130キロ台中盤のツーシームとカットボール、2種類のチェンジアップ。的を絞りづらいと言えば絞りづらい。割り切りを持って、というところでやったんだけど」と苦虫をかみつぶした。

 新井監督は「きょうの試合を見直して、次の対戦に備えたい」とリベンジを誓う。引き立て役に回るのは、この日で最後にしたい。

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