広島・小園海斗内野手（２２）が１１日、今季は開幕からのロケットスタートを誓った。愛媛県松山市でヤクルト・山田らと行う合同自主トレを公開。「（合同自主トレの）練習はキツいので体をつくることを一番にやっていくことが大事。１年間戦えるように練習ができたら」と土台固めに励んでいる。

　昨季は１２７試合に出場。打率・２６６、７本塁打、３８打点で試合数、本塁打、打点は自己最多を記録した。その一方、３月の月間打率は６試合で・１６０、４月は２３試合で・１５６と春先は低空飛行が続いた。

　「迷惑をかけた。いい経験ができたのを生かしながら」と昨季の教訓を今季につなげる構え。その今季、３月３１日の開幕戦はヤクルト戦とあって「最初から、かましてやりたいなと思います」と快音を響かせての恩返しに意気込んだ。

　ともに汗を流す山田の存在は今でも「憧れ」と目を輝かせる。右打ち、左打ちの違いこそあるが「引き出しがいっぱいある。勝負強さもそうですし。盗むのは難しいけど、一緒に練習しながら感じていけたら」と限られた期間で貪欲に学んでいく。