広島・秋山 へんとう摘出手術受けていた 2度離脱の原因 ほっそりも明るい表情
広島・秋山翔吾外野手(34)が4日、マツダスタジアムで取材に応じ、10月下旬に広島市内の病院で扁桃(へんとう)腺の摘出手術を受け、約2週間入院していたことを明かした。来季に向けて体作りから取り組み、打撃についても「もうちょっと確率よく打ちたい」と一から見直す考えだ。
秋山は8月と9月に2度の離脱。オフに入って、原因となった扁桃腺の摘出手術を受けた。
「スッキリした形で来年に臨むために、そこに(期間を)充てさせてもらった」
約2週間の入院もあったため、ほっそりした印象となった。だが、不安要素を取り除いたおかげで、表情は晴れやか。思いは来季へ向いていた。
「来年1年間、しっかりやるための準備としてオフはしっかりやらないといけないし。基礎の基礎というか、自分の中で固めておかないといけないところを時間かけてやる11月になっていくかな」
体作りから取り組む中で、やりたいことがあるという。
「もうちょっと確率よく打ちたいなと。まだ新井監督とお会いできてないので、こうしてくれっていう要望があれば、そっちにしますけど、今は確率よく打てるものを求めて準備していきたい」
今季途中から広島に加入。44試合で打率・265、5本塁打、26打点の成績は体調不良もあったとはいえ、納得のいくものではなかった。15年にはシーズン216安打のプロ野球記録を樹立した安打製造機。このオフは本来の打撃を取り戻すための時間にする。
「どこかでしっかり振る期間もないといけないと思ってる。振れる体力があれば形はどうでもなるので、バットを持つ時間が長くなると思います」
長野が巨人に無償トレードで移籍した。
「すごい心強かったですね。若手もそうですし、裏方さんへの心配りは聞いていた。どこのファンにも愛される方。次の道を用意してもらえる選手は多くない。いかに素晴らしかったかと思います。勉強させてもらうことは多かったです」
来季からは松山に続き、会沢と並ぶ年長者になった。バットで存在感でチームを支える。