カープ大瀬良 今季最終戦の10・2竜戦で先発スタンバイ 佐々岡監督が復調に望み託す

 広島・大瀬良大地投手(31)が今季最終戦となる10月2日・中日戦(マツダ)の先発に向けてスタンバイすることが25日、分かった。

 佐々岡監督は最終戦の大瀬良の先発について「まぁ、4、5日あるから。見て考えます」と話した。逆転CS進出へ向けて一つも落とせない状況に変わりはない。29日、30日のヤクルト2連戦(マツダ)は森下、九里を先発させるとみられる。最終戦はエースに準備をさせつつ、状況次第で誰をマウンドに上げるかを決める考えだ。

 大瀬良は今季、開幕戦で勝利を挙げるなど、3、4月の月間MVPを獲得、開幕ダッシュに貢献した。その後は失速。2度の登録抹消を経験するなど8勝9敗、防御率4・72と満足のいく成績を残せていない。特にシーズン終盤に入ってからはここ3試合連続でKOされるなど精彩を欠いた。

 それでも指揮官はエースの復調に最後の望みを掛ける。2日・DeNA戦で復帰登板した際には7回無失点の好投で勝利。その後チームは5連勝と波に乗った。この右腕にはそれだけの影響力がある。だからこそ、再現を期待するのだ。

 もちろん、CS進出の可能性がなくなれば遠藤ら若手に譲ることになるが、出番に向けて準備だけは怠らない。

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