【石原慶幸氏の眼】1点でもよかった広島 八回、同点にできていれば本拠地の優位性生かせた

 「広島2-3オリックス」(4日、マツダスタジアム)

 チームも、森下もチャンスがありながら勝ちきれない、現状を象徴するような展開となった。

 森下は七回まで1失点。ところが味方が逆転してくれた直後、八回に再逆転を許した。一生懸命投げているが少しの制球のズレが、ボール球ではなく、甘く中に入る傾向があり、そこをオリックス打線に仕留められた。

 そしてその裏、四球でチャンスをもらい、野間が右前打でつなぐ。三塁を狙った一走・曽根は暴走に近かったが、送球が体に当たって一、三塁。二転三転する流れが、ここは間違いなくカープに来ていた。

 この幸運を生かしたかったが、結果は2番・菊池涼から3者連続三振で逸機となった。無策ではなかったはずだ。1球ごとにサインや指示が出ていただろう。ただ、カウントその他の条件が整わないという勝負のあやの中、アウトが増えていった。

 本拠地だけに1点でもよかった。同点にできていれば心理的優位に立って終盤以降戦えたはずで、悔やまれるイニングとなった。

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