広島・佐々岡監督「きょうは床田に尽きる」12K力投の左腕を絶賛

 8回、先制の左犠飛を放った菊池涼(右)を笑顔で迎える佐々岡監督(撮影・立川洋一郎)
 お立ち台で笑顔を見せる床田(左)と菊池涼(撮影・立川洋一郎)
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 「広島1-0日本ハム」(31日、マツダスタジアム)

 広島は先発の床田が8回2安打、12奪三振の力投。

 打線は八回に菊池涼の犠飛でチーム25イニングぶりとなる得点を挙げ、最後は栗林で逃げ切り連敗を4で止めた。

 佐々岡真司監督は「きょうは床田に尽きるでしょうね。連敗で嫌な空気の中、素晴らしい投球でね。プレッシャーあった中で初回から飛ばしてくれましたし、ギアも上がって三振を取って。だからこそ勝たせてあげたいという気持ちが野手の1点につながったと思う」と絶賛した。

 床田は先頭打者を出さない抜群の安定感を見せた。

 「連敗しているときはうちの野球ができていないというところで、先発がしっかり試合を作れば、きょうは1点しか取れなかったですけど、つながって攻撃してくれるだろうし。こういう勝ち方は、まあしんどい勝ち方ですけどね。またこれで勝ってくれるでしょう」

 八回は好投の床田に代えて代打・宇草を送り、相手が左腕・宮西にスイッチすると、すかさず代打・堂林と積極的に動いた。そして堂林が二塁打で期待に応え得点へとつないだ。

 「あそこはまあピッチャー(一度マウンド)上がって、宇草行ったら代わってくるというのはある程度予想した中で、準備はしてました。(堂林は)前回もここで点を取ったのもそうですし、代打でホントにいい仕事をしてくれてますね、はい」

 無死二塁から好調の野間にバントを命じた。

 「ここはもう1点を取りに。確かに一番当たっているバッターではありますけど、(投手が)左でもありますし、とにかくサードへ進める、1点を取りに行くという気持ちでいった」

 1点のリードを守護神・栗林がピンチを迎えながらも守り切った。

 「もったいないヒットからだったとは思いますけど、そういうところで冷静に三塁へ、バント処理、三塁の守備も良かったし、冷静に抑えられた、まあさすが、なところでしょう」

 床田がハーラートップタイの5勝目、栗林が10セーブ目を挙げた。

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