広島・栗林 「チームに助けられた」初S 今季初登板でヒヤリ1失点 2四球反省

 今季初セーブを挙げた栗林(撮影・佐々木彰尚)
 3連勝に喜ぶ広島ナイン
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 「DeNA6-7広島」(27日、横浜スタジアム)

 胸をなで下ろして、仲間とのハイタッチに加わった。少しひやりとさせたが、広島・栗林が何とかリードを守り切って今季初登板で初セーブ。「チームが勝ったので、その点は良かった。きょうはチームに助けられた」とナインに感謝した。

 味方の逆転直後、7-5の九回に出番が訪れた。だが簡単には終わらせてくれない。先頭の代打・関根、1死後の楠本と2四球で1死一、二塁のピンチ。五回に一発を放った佐野を初球カットボールで遊飛に仕留めたものの、続く牧の左前適時打で1点差に迫られた。スタンドがざわめく中、最後は2死一、三塁と一打サヨナラの窮地で宮崎を148キロ直球で差し込み、一邪飛で試合を締めた。

 もちろん満足いく内容ではない。2四球で打者6人中4人に対して初球ボール。「ストライク先行ができなかったのは、良くない点だった」と試合後は反省が口を突いた。

 それでも、つながれたバトンは落とさなかった。昨季20試合連続セーブで1年目を終えた右腕。正式記録ではないが、“21試合連続セーブ”で今季の第一歩を刻んだ。「チームのいい状態を、自分の一投で崩してしまうこともある。(2年目で)背負うものもあるし、負けたくない気持ちも去年より強い」。ロケットスタートを決めたチームを、守護神が確実に勝利へと導く。

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