広島・坂倉 1軍合流で即マルチも慢心なし「まだまだな気がする」三塁守備も

 7回、石川の打球をさばく三塁手・坂倉
 4回、右前打を放つ坂倉(撮影・立川洋一郎)
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 「オープン戦、広島6-5日本ハム」(11日、マツダスタジアム)

 頼れる男が帰ってきた。1軍合流即スタメンの広島・坂倉将吾捕手が、いきなり2安打1打点。「久々にお客さんの前でプレーすることができて、緊張していた」と振り返りながらも、「H」ランプをともした姿が頼もしく映った。

 まずは四回1死一塁で右前打。2死二塁での八回には、右翼線への適時二塁打で勝負強さを発揮した。ただ「ヒットは出たが、まだまだな気がする」と慢心はなかった。

 先発マスクをかぶり、七回の守備から三塁に回った。失策こそ付かなかったが、打球をはじく内野安打でピンチを招いた場面もあった。新外国人・マクブルームの1軍合流を前に、今後は一塁での起用も見込まれる。「僕が出ることによって出られない人がいる。責任を持ってやりたい」。主力の自覚を胸に、開幕に照準を定める。

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