広島・長野 4500万減バネに来季は最年長でチーム引っ張る ヤクルト青木から刺激
プロ12年目は最も悔しいシーズンだった。広島・長野久義外野手(37)が契約更改を行った。今季は最少の71試合にとどまり打率・216、2本塁打、13打点など打撃成績は自己ワースト。4500万減の1億2000万円でサインした。
「個人的な成績も申し訳なかった。試合に出ないとおもしろくないし、勝たないとおもしろくない」
来年で38歳。チームは世代交代が進み、来季はドラフト3位・中村(トヨタ自動車)や同6位・末包(大阪ガス)が入団する。同じ右打ちの長距離砲。若鯉との競争に勝たなければならない。
刺激を受けたのが日本シリーズだ。39歳の青木がヤクルトを引っ張る姿が頼もしくうつった。「少しでも盛り上げられるように頑張ります」。同世代の活躍を力に変える。
来季、チームは打倒ヤクルトに燃えている。今季は8勝14敗3分けと負け越したが「カープも負けてない選手がいっぱいいる。みんなで頑張ってヤクルトを倒したい」と力を込めた。
来年1月の自主トレ先は「秘密です」と話すにとどめたものの「下半身をしっかり作り直して、春先から良い状態でシーズンに臨めるように頑張ります」と前を向いた。自身も巻き返しを狙う1年。強い気持ちで準備を進めていく。




