前広島の小窪哲也「死に物狂いで貢献」火の国入団会見 背番号は19

 昨季限りで広島を退団した小窪哲也内野手(36)が5日、熊本市内で独立リーグの九州アジアリーグ加盟の「火の国サラマンダーズ」(熊本)の入団会見に臨んだ。

 小窪は「去年、広島東洋カープを退団してから、目標を見失わずにここまでやって来られた。練習ばかりの日々だったんですが、野球人として試合をしたいと。そこで声をかけてもらった。最終目標はありますけど、熊本で、死に物狂いでチームの勝利に貢献できるように。そして若い選手もいますし、その選手の手本になるように。地方も元気にできるように頑張りたいと思います」と所信表明した。

 小窪は昨年11月に広島からの指導者打診を断り、自由契約の道を選択。広島市内でのトレーニングと並行して、元広島コーチの永田利則氏が監督を務めるMSH医療専門学校野球部の練習に参加し、獲得オファーを待っていた。NPBへの復帰を考えていたところで、熊本から打診があった。複数のチームから獲得の意向を示されたものの、最初に声をかけてくれた同チームへの入団を決めた。

 NPBの定める新規選手の契約期限は7月31日。期間内に小窪にNPB球団から獲得の意向があれば、入団できる契約になっている。

 会見に同席した熊本の神田康範代表取締役社長兼GMは「NPBから声がかかったら、サラマンダーズのプライドを持ったまま、羽ばたいていってもらいたい。火の国サラマンダーズは若者もそうだけど、自分の夢の道をつかむ、もしくは変えるチーム。育成の舞台でもあり、再起を応援するチーム。小窪選手にもしっかりここで頑張ってもらって、熊本のみなさんを元気にしながら、もう一度夢をつかんでもらいたいという思いできてもらいました」と話した。

 背番号は19。リーグへの選手登録が終了したことで、6日の大分戦(リブワーク藤崎台)からベンチ入りする予定。

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