広島 先発の九里が今季初の乱調 6四球に佐々岡監督「リズムが悪い」

 1回、サンズに先制タイムリーを打たれる九里(撮影・飯室逸平)
 2回、マルテに四球を出し、苦しげな表情を浮かべる九里(撮影・田中太一)
 2回、マルテに四球を出し、苦しげな表情を浮かべる九里(中央)=撮影・田中太一
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 「阪神4-2広島」(30日、甲子園球場)

 先発した広島・九里が自己ワーストタイの1試合6四球で今季3敗目。5回8安打4失点で自身3連敗となった右腕は球団を通じ「四球も多かったし、攻撃にリズムを持ってこられるような投球ができなかった。しっかり反省して、次回チームが勝てるように頑張ります」と悔しさをにじませた。

 初回から2四球でピンチを広げ、サンズに先制の左前適時打。五回は無死一塁からサンズに四球を与えてピンチを広げ、連続適時打で流れを完全に明け渡した。1試合6四球は2019年4月29日・ヤクルト戦以来。今季は開幕から全5試合でクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)を果たしていたが、初の乱調。佐々岡監督は「きょうは九里のピッチングだね。リズムが悪いし、四球絡みの失点というのは流れが来ない」と厳しい言葉で振り返った。

 チームは今季3度目の3連敗。借金2で4月の戦いを終えた。指揮官は「乗っていけそうで、乗っていけなかった。切り替えて、また頑張ります」と5月反攻へ表情を引き締めた。

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