闘病中の北別府氏が1年2カ月ぶりスタジオ出演「帰ってくることができました」
広島カープの元エースで、成人T細胞白血病と闘病中の北別府学氏(63)が19日、広島ホームテレビの情報ワイド番組「みみよりライブ5up!」にサプライズで登場。約1年2カ月ぶりにスタジオ出演を果たした。
北別府氏は「ご心配をお掛けしましたが、なんとかこうやってスタジオに帰ってくることができました。キャンプには行ってませんが、テレビで野球は見てきました。皆さんに分かりやすい野球解説をやっていこうと思いますので、今後ともよろしくお願いします」と頭を下げた。
北別府氏の代役としてコメンテーターを務めてきた盟友・達川光男氏にも感謝した。「(闘病中に)番組で達川さんの涙を見た時に“そこまで愛されていたんだ”と思って僕自身もうれしかった。ベットの上で涙が出ました。なんとか元気になりつつあるので後は任せてください」と話すと、達川氏も「頼むわ。(北別府氏の)奥さんからも“あんた、邪魔よ”と言われとるから」と応え、笑顔のバトンタッチとなった。
当初、この日はリモート出演し、22日からスタジオに復帰する予定だったが、順調に回復していることもあり、北別府氏の希望で急きょスタジオ出演に変更された。今後はレギュラーコメンテーターを務めている毎週月曜に出演する。22日は「お帰りなさい。北別府さんスペシャル」として放送される。
同氏は昨年1月、成人T細胞白血病の発症を公表。5月に息子をドナーとする骨髄移植を行い、7月に退院。12月に入り、新たな拒絶反応が起こったため再入院したが、大みそかに退院。現在は通院しながら、リハビリを兼ねた散歩などで体力回復に努めている。


