規定投球回数クリアの広島・九里に、安仁屋氏「先発投手にとって名誉なこと」
「広島2-2巨人」(3日、マツダスタジアム)
広島・九里が9回2失点と力投した。9勝目は手にできなかったが、プロ7年目で初めて規定投球回数をクリアした。
デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「素晴らしい投球だった。菊池の本塁打で負けもつかなくて良かった」と褒めた。目標の2桁勝利は難しくなったが、「勝ち星は運不運や別の要因も絡んでくる。それよりも規定投球回数に到達したことの方が大きいんじゃないかな」と語る。
分業制が定着した近年は先発投手の投げるイニングが短くなっており、規定投球回数のクリアも難しくなっている。今季、九里は完封も記録するなど7イニング以上投げた試合は10試合あり、直近は6試合連続で7イニング以上投げている。
安仁屋氏は「毎試合1イニングでも長く投げようと頑張った積み重ねが規定投球回数の到達につながった。シーズン通して先発の役目を果たした証しであり、名誉なことでもある」とたたえた。


