アドゥワ5回4失点KOも次への糧 緒方監督の信頼不変「問題ないよ」

 「巨人5-4広島」(26日、東京ドーム)

 生命線である低めに集める投球ができなかった。5回4失点でKOされた広島・アドゥワ誠投手(20)は「ただ単に球が高かった。それだけです」と話し、重い足取りで帰りのバスへ向かった。

 先制点をもらった直後の初回だった。2本の安打から1死一、二塁のピンチを招くと、4番・岡本に甘く入ったスライダーを完璧にはじき返された。痛恨の逆転3ランがカープファンで埋まった左翼席で弾んだ。

 四回にはゲレーロにも一発を浴びる。これも高めに入った直球を右中間席へ運ばれたものだ。「せっかく先制点をもらったのに…。なんとか粘って逃げ切りたかった」と悔しそうに振り返った。

 12日のDeNA戦(マツダ)でプロ初完投で先発初勝利を挙げ、さらに19日の阪神戦(甲子園)でも7回無失点で2勝目をマーク。自身の3連勝とチームの12連勝が懸かった大事なマウンドへ、より集中力を高めて臨んだが、巨人の誇る長距離砲の2発に沈んだ。

 プロ3年目。ましてや先発に転向したのは今季からとあって失敗も次への糧となる。緒方監督はアドゥワの投球に「問題ないよ」と短くコメント。アドゥワも「同じことを繰り返さないようにしたい。また切り替えて頑張ります」と若者らしく前を向いた。

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