上本痛恨失策から鯉大暗転 勝利のはずがリプレー検証で試合続行…悪夢逆転負け

 「広島5-10ヤクルト」(21日、マツダスタジアム)

 白星がポロリと落ちた。5-4の九回。四球や三塁手・上本の失策で広げたピンチで守護神・中崎が失点。5-5の延長十回にはアドゥワが2本塁打を含む5点を奪われた。終盤で喫した逆転。優勝マジックは「28」のままだ。

 1点差で中崎に出番がきた。先頭・川端に四球。2死二塁までこぎ着けたものの、谷内の打球を上本が捕球できず。拾い直して三塁を狙った二走・田代にタッチし、一度はアウトの判定が下った。勝利が“確定”しかかったが…。

 だが小川監督がリプレー検証を要求。その結果、セーフに判定が覆った。悪い流れを中崎が止められず、坂口の左前適時打で同点とされた。試合後、上本は菊池に肩を抱かれながらロッカーへ。敗戦の責任を背負い目には光るものがあった。

 この日、6投手で計14四死球。中崎も5試合で計5失点と不安定な投球が目立つ。「切り替えて自分たちの野球をやるだけ」と緒方監督。投手を中心とした守り勝つ野球を掲げているが、その土台が揺らいでいる。

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