ヘルウェグ、来日初ブルペンで仕上がり上々! 16日にも2軍戦でデビュー
広島の新外国人、ジョニー・ヘルウェグ投手(29)=前パイレーツ傘下3A=が5日、廿日市市の大野練習場で来日後初めてブルペン入り。変化球を織り交ぜ、31球を投げた。米国でトレーニングを継続してきたことで、肩の仕上がりは問題なし。早ければ16日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)で初登板する。
来日4日目にして初めて入ったブルペンで、ヘルウェグは力強い投球を披露した。直球に加え、武器とする高速シンカーやツーシーム、チェンジアップなど、全球種31球を投げ込んだ。「90%くらいの力を入れた。良かったよ」。納得の表情で汗をぬぐった。
来日前日までキャッチボールを行い、試合で投げられるだけの肩の強度は保ってきた。初めて握ったNPB球に「しっくりきた」と好感触を得た様子。熱視線を送った佐々岡2軍投手コーチは「ベースの上で球が動いている」と、打たれにくい利点を評価した。
チームにいない右のスリークオーター。だが、この日は横手気味で投げる場面があった。その日のコンディションなどに応じて腕の位置を変える。フォームの引き出しが複数あることで、安定して力を発揮できるという。
6日から2軍の全体練習に合流し、8日に2度目のブルペンに入る予定だ。実戦は早ければ16日のウエスタン・中日戦(ナゴヤ)になる見込み。1軍もナゴヤドームで試合があるため、緒方監督が視察に訪れる可能性もある。
練習後は大野寮の食堂で、器用に箸を使って日本食を平らげた。「日本に来る前から日本食は大好きだったからね」。新しい環境への適応も、問題なさそうだ。



