西川、長友流で三塁死守だ W杯奮闘DFの「ポジティブな受け答え」に感銘
広島・西川龍馬内野手(23)が3日、今季6度目の試合中止を受けてマツダスタジアムに隣接する室内練習場で汗を流した。プロ3年目の今季は勝負強い打撃を生かして、三塁のレギュラーに定着している。西川はサッカー日本代表・長友のコメントに影響を受け、ポジティブシンキングで三塁を死守する。
蒸し暑い室内練習場で、爽やかな汗を飛ばした。悪天候のため、午前11時半に試合中止が決定。フリー打撃、ノックなどで調整した西川は三塁レギュラー死守へ、謙虚な言葉に決意をにじませた。
「たまたまいいところに飛んでくれているだけです。でも去年より打てている。立て続けに頭から出ることはなかったので。4打席あるのは全然違う。最後まで出たいですね」
今季は春先に調子が上がらず、2軍降格を味わったが、5月下旬に三塁定位置を奪取。ここまで43試合に出場し、打率・296、2本塁打、17打点と好調を維持している。「去年は全部芯に当てて打とうと思っていたけど、詰まってもいいと思えるようになった」。打席数を重ねることで配球を読んで打席に立つなど、気持ちに余裕も生まれたという。
サッカー日本代表・長友の言葉にも感銘を受けた。ベルギー戦はテレビ観戦できなかったが「長友さんのプレーもそうだけどポジティブな受け答えが印象に残った」と言う。ベルギーに敗れた後も長友は「悔いはない」とコメント。西川は「僕は何も考えないというか、なるようになるという考え。ポジティブに生きたいと思った」と影響を受けた。長友のように前向き、ポジティブに。不動の三塁への道を、龍馬がゆく。



